今月から英会話スクールの先生になった。私と面識のある人からは ”おまえのイメージと違う!” と文句を言われそうだが、本当に英会話を教えている。

理由はいくつかあるが、時間に余裕ができたので、何か新しいことを始めてみたいとうのが表向きの説明だ。別の理由もあるのだが、それは時期が来たら皆さんにもお知らせできると思う。

さて、東京の下町にある小さな英会話スクールで講師を始めるにあたり、自分の紹介文を自分で作った。そこで、こんなことを書いてみた。

「これまでの経験を通して学んだことは、ビジネスでの英語は「上手にしゃべる必要はない、下手でも発音が悪くても英語は通じる」ということです。B級英会話で十分だ。一流でなくてもよいB級、ビジネスのB級!です。」

これは私の本心だ。本当にこう思っている。

17年もアメリカに住んでいれば英語はネイティブ並みにぺらぺらだろう、と思うかも知れないがそんなことはない。まあ、多少はスラスラ喋れるし、アタマの中で日本語から英語に変換したりせずに、英語で聞いて英語で答えることはできるようになった。

だが、しかしだ、発音は一向にうまくならない。日本人のアクセントが抜けないまま17年間が過ぎてしまった。強い日本語訛りの英語をしゃべっていると、自分でも思う。

一方で、アメリカに住んで仕事や買い物で話す相手にネイティブススピーカーは少ない。みんな、なにがしか訛りのある英語をしゃべっている。英語の訛りを聞くと出身国がだいたいわかる。同じアジアでも韓国人と中国人、タイ、ベトナムみんな訛り方が違うのでわかる。ドイツ人とフランス人、イタリア人もそれぞれ違った訛り方をしている。同じ英語圏でも、カリフォルニアとニューヨーク、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドも違う。

つまり、アメリカ人もみんな訛っている。なので、あなたも上手にしゃべる必要は全くない。

そして、ビジネスで会話するときは、少なくとも相手はこちらの言うことを聞く態勢になっている。私の言うことを聞こうとしてくれている。だから、訛りがあろうと、流暢でなかろうと、私の英語は相手に通じるのだ。

ただしそれは、こちらが相手から何かを買うとか、こちらから投資をするとか、なにかしらお金を払う立場の場合の話だ。こちらから何かを売ろうとすると、私の英語はとたんに通じなくなる。

そんなこんなの状況を総合すると、ビジネスでの英語は「上手にしゃべる必要はない、下手でも発音が悪くても英語は通じる」という結論になる。

この思いで、英会話スクールの先生として、ビジネス英語を教えてみたいと思う。

ちなみに、私が所属する英会話スクールは「I-MAKE マンツーマン英会話 浅草橋校」という。興味のある人はサイトをのぞいてみていただきたい。